感受性の話
確実に涙もろくなって来た気がする。
疲れているかもしれない。
2月にゴッドタンのマジ歌のライブに行って、前説のジョイマンで泣いた。おそらく隣の知らない男性にジョイマンのファンだと思われた。
去年のキングオブコントでは、ゾフィーのネタで泣いた。私は特にゾフィーのファンでもない。
ちなみに毎年M-1で流れている、特にファンでもないサンドウィッチマンの優勝シーンは毎年ちゃっかり泣いている。
先日は、くら寿司と鬼滅の刃のコラボの初日が、くら寿司の歴代最高の売り上げを更新したというニュースに少し涙ぐんでしまった。私は鬼滅のアニメも漫画も見たことはない。
そして、今は毎日通勤の時にゾンビランドサガのアルバムを聴いて、毎朝アイメイクを崩すことがルーティンだ。
疲れのせいで豊かになった感受性は、思わぬ出来事でタガを外す。
厨二病みたいだが、自分は冷めた人間だと思っていた。
某アイドルのファンであった時も、追っかけることをイタくてダサいことだと思っていたし、
実際恋人ができても、連絡をすることや自分が休みの日にわざわざ会うこともめんどくさいと感じている。
人の顔も覚えられないし、正直その恋人の顔も、似ている誰かの顔を辿らないと思い出せない。
そもそも好きなのかもわからない。おそらく好きでも嫌いでもない。
大人になることは、疲れに慣れることだと思う。
毎日眠くて、毎日だるい。
もしかしたら生活する中で見つけた小さな出来事を肥大化させて、少しでも人生を潤わせようとしているのかもしれない。
実に浅ましい生き様だ。
だけど、まぁ
悪いことで泣いてるわけじゃないし、それだけ彼らには人の感情を揺さぶることができるってことで、私の疲れのせいにしてもいいか。